”上から目線”と言われないために

自分ではそのつもりがないのに、他人からみると耳障りな言い回しに聞こえてしまう言葉があります。

◆ 命令的・指示的表現 → 依頼的表現に
〜して下さい → 〜していただけますか
〜していただけますでしょうか

「〜して下さい」という言い方は、ともすれば強要されているように感じることがあります。
「少々お待ち下さい」と言われると、時間がない時でも待たなければいけませんが、
「少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか」と尋ねられると、「5分ほどなら大丈夫です」と、会話の糸口にもなり、コミュニケーションのきっかけになります。

◆ 「おわかりになりましたか」もNG

年配の方に「おわかりになりましたか」「ご理解いただけましたか」と聞いてしまうと、相手の理解度を試しているように思われることも。
「何かご不明な点はございますか」
「私の説明で、至らない点はございますか」
と受け答えすると、思いやりや謙虚さが伝わります。

五十嵐由美子