新鮮な思い
お恥ずかしい話ですが、幼稚園から大学までミッション系の学校に通いながら、実家が曹洞宗のため、これまで「クリスマス礼拝」なるものに参加したことはありませんでした。教会とは、ほぼ無縁の生活。
クリスマスの朝、ふとしたきっかけで、娘のママ友たちと母校のチャペルに足を運びました。
2時間にわたる礼拝は、賛美歌を歌い、神父様の聖書のお話しに耳を傾け、ひざまずいて懺悔をし、聖餐式の流儀もわからずおたおたし…。初体験の礼拝が、こんなにもドキドキするものとは思いませんでした。
でも、終わった後には涙がこぼれるような思い。
今まで、自分の家族や身近な人のしあわせを願っても、世界平和のために心から祈りを捧げたことがあったかしら。
この新鮮な気持ちは衝撃的でした。
「クリスマス礼拝」が終わった後のランチは、殊の外おいしく味わえ、駅ナカのXmasセールの甲高い呼び込みの声に、ちょっと違和感を覚えてしまいました。
こういう一日も必要ですね。
五十嵐由美子