『ホウレンソウ』の『連絡』のコツ

■相手の立場に立ったコミュニケーションを

「連絡」は、自分のことや職場のことで、関係者に何らかの影響を及ぼしそうなことについて伝えます。
自分では、きちんと相手に伝えたつもりでも、意外と自分の意図が伝わっていないことがあります。
言葉に対する慎重さに欠けると、思わぬトラブルになることも。

 

■相手がイメージしやすい言葉で

曖昧な言葉は、数字や日程などを用いて正確に伝えます。
例えば、
△ 例の件 → ○ 先月のプロジェクトの予算の件
△ この前と同じように → ○ 前回頼んだ企画書は、A4 1枚にまとめてほしい
△ なるべく早く → ○ 今週金曜日の午後5時までに
△多分、大丈夫だと思います → ○ その件については、私ではわかりかねますので、担当のものに確認いたします

 

■トラブルを防ぐ『連絡』のコツ

ー連絡をしていたはずなのに、確認をしたら、「そんな話は聞いていない」などと言われたー
こんな経験はありませんか。
5W1H(いつ・どこで・だれが・なぜ・どのように・どうした)の要素をチェックして的確に!
1つ連絡を忘れただけで、自分では責任を負えない問題に発展してしまうこともあります。
うっかり忘れてしまうことも多いので、備忘録、TO DO リストなどを使って自己管理をしてもよいですね。

 

■『ホウレンソウ』が上手な人は、友達も多い⁉︎

なぜか友達が多かったり、上司や同僚から好かれる人というのは、自己開示が上手だったり、相手に対する配慮がある人、「ホウレンソウ」が上手な人が多いのではないでしょうか。
相手目線に立って、相手が欲しい情報をタイミングよく提供してくれたり、さりげない連絡をまめにしてくれたり…。
「ホウレンソウ」は、会社の人間関係の構築をするのにとても有意義で、何より誠実な人と見られますね。

 

 五十嵐由美子